魚達の災害

川虎

2012年05月15日 12:00

こんにちは。

昨年の台風の影響があちこち残る奈良南部の渓。

主要道路などは開通し復興が進みつつ有りますがまだまだ林道や三次道路などは崩れたまま放置されている場所や

場所によっては崩れたままてがつけられないような場所までが

昨年の台風では大規模な深層崩落があちこちでおこり

今回も様子を見に行った渓もそのような場所で上流で深層崩落し土砂が大量に流れこみ大物が居た淵や岩が点在していた瀬がほとんど埋まってしまい

水が落ち着いてからも土砂の影響から濁りが取りきれずうっすらしろ濁りが続いていました。

台風後、何度か覗いてますが竿を出さずにいたので今回は魚が残ってくれているかの確認をするために午後からの入渓。


入渓してみると、さらに被害の大きさを感じ魚達が残っていてほしいと願いながらルアーをキャストする。


もう、渓と呼べる渓装でなく被害の酷さを感じながらキャストを繰り返すと

小さな岩の裏から小さな魚の反応が!


「アマゴ?」と思った時、

一瞬、ルアーのフックに乗り腹を翻し流れの中に消えていった。


そして、魚の反応がないまましばらく遡行すると今度はチェイスを食わせるもアマゴ特有のローリングでバレてしまいましたが

魚達が残っていてくれたことに胸を撫で下ろすが、諸手を上げて喜べないのが現状…。

この谷は台風前はかなり魚影が濃く、何時もちょいと夕食の食材を簡単に揃える事が出来る程で

私の大好きな渓でした。


そして、魚達が今後自力でありますが復興していってくれることを願い渓を後にしました。


その後、少し時間がありましたので少し移動し、

数年振りに本流を釣る事に!


そして、釣り上がると 此方は素直に魚達が遊んでくれます。



本流ならではの魚達が瀬や淵から飛び出します。




体高があり精悍な顔つきなアマゴは沢の可愛いアマゴ達とは一味違います。





久しぶりの本流域にフルキャスト出来る気持ちよさを感じながら短時間の釣りを愉しんできました。




ですが、根っからの山岳渓流師は枝沢が有ると気になりちょいと登ってみたりして(笑)

やはり、サイズより雰囲気も魚も私の好みな



このような沢が好きで攻略の楽しみが面白いと思います。


ありがとうございました。


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