こんにちは。
お世話になっております。
今回も渓のお話しです。
今回も先日に尺岩魚を釣ってドップリと首まで渓の魅力に取り憑かれた若者をつれ
数年振になる渓の様子を見に行ってきました。
この渓は数年前に子連れの熊の遭遇事例が頻繁に聞かれた渓で
私の知人も、林道のカーブを曲がれば熊が居た!と余りに身近で聞いた為に
熊の子育て期間を目処に行かずに渓を休ませていたのです。
それまでは毎年、仲間の誰かは大人の腕程もあろうかと云う岩魚が出ていた渓ですので
そんな立派な岩魚が出れば、首までドップリな若者は頭の天辺まで嵌り抜け出せなくなるでしょうと
道中の車内で盛り上がって意気揚々と入渓。
しかし、そこはかなりの山中で平野では桜が満開ですがまだ蕾も硬く、さらには濡れた路面が凍っている程の寒さ
そして、つり始めて早速若者が釣り上げたのはまたまだサビの強い黒いアマゴ。
更に釣り上がるもガイドが凍る寒さに流石の渓魚達も動けないようでスローに誘う私達のミノーへの反応がどうしてもワンテンポ遅れて出てくる
そこで、軽めのシンキングミノーに変えじっくり見せるように移動距離を抑えてミノーを踊らせて流すと、
追いついてきたアマゴがミノーを咥えラインを伝いアマゴの躍動感が伝わる。
サビの抜けた綺麗なアマゴに気を良くし、二人でテンポ良く釣り上がる。
少しスローだった渓魚達も日が差し気温が上がってくると次第に活発になり
元気良く魚達が私達と遊んでくれます。
サビの抜けた綺麗な渓魚や少しサビの残る物…。
まだまだ渓魚達は本調子ではないようで、流心よりもその脇。
瀬よりも淵。
少し身を隠せる流れのゆるい場所でまだ冬場の体力を回復しているようでしたが
午後よりはライズをし盛んに飛び交う虫に飛び出すアマゴに野生の逞しさをかんじました。
そして、最後の堰堤を高巻きして事件は起きました!
先行していた若者がまたもや
「デカイ!デカイ!むちゃデカイ!!」と
竿先に大人の腕程はあろうかと云う大岩魚を掛け物凄い形相でやり取りし一気に魚を抜き上げた!
39.5センチの源流域での素晴らしい体型の雄岩魚!
前回の尺といい今回の大岩魚といい何かをもっているような彼に
「毎回、こんなデカイのは釣れないからな!」(笑)と釘を刺し
久し振りに見る立派な岩魚にしばし見惚れ元の流れに帰っていただきました。
そして、魚を返そうと流れに寄ると、もう一匹デカイ岩魚がヌルリ!と深みに入って行くのが見え
もしや、ツガイだったのでは?と思い、また来年も子孫を増やし更にデカくなって
今度は私の針に掛かるように(笑)と願うのでした…。
そして、少々天狗になった若者と更に上流を目指し遡行すると
次第に水量も少なくなりアマゴよりも岩魚達に変わってきますが
少し気になるアマゴが一匹。
少しサビとは違うような婚姻色の秋アマゴのような固体で少しおどろきました。
そして、当日はサイズも数も十分に満足できる結果に終わり
二人で40匹は掛けたのではないでしょうか?夕食のオカズ分の岩魚とアマゴをキープし清々しく、気持ちのいい膝の笑いと共に下山しました。
当日のタックル、
ロッド、
ゼナック社 ギリー48
リール
シマノ社 ツインパワーC2000
ライン、
トラウト4lb
ルアー、
シンキングミノー各種